自然を観察する会が郡上美並町にて行われました。15名が3台の車に分乗して行きました。途中、円空のふるさとに出会います。このあたりには銘水がとれるので、水を取っている人がいます。
目的地の八王子峠に到着しました。東京の八王子ではありません。由来は分かりませんが、郡上にも八王子という地名があります。
この山は石灰岩質で出来ているようで、あちこちに石灰岩の岩肌が露出しています。
いたるところに目にするのは、コクサギです。幼い葉っぱはぴかぴか光って柔らかそうです。コクサギは石灰岩質の場所に頻度高く生えているそうです。
ツガの葉っぱが、顔をなで回すように突き出しています。ツガ、モミ、イチイ、カヤは似ているので間違えやすいとのこと。これらはみな針状の葉っぱをしていますが、ツガの葉っぱはずんぐり短くて、先端が尖っていません。
※モミも沢山出会いましたが、モミの葉っぱはもう少し長くて、先端が綺麗に2つに分かれて尖っています(ちくちくします)。
シロモジが芽吹いています。木全体は柔らかな黄色の斑点で覆われたような姿をしています。こんな姿が見られるのは春のこの時期だけです。貴重な瞬間に出会いました。
木のイボを集めている人がいました。イボを切り取ろうとすると、樹液が勢いよく吹き出してきます。樹液はさらさらしていますが、黄色がかっており、なめると少し苦い感じがします。この木はオニグルミかキハダのどっちだろうかと論争になりました。
矢納ヶ淵(やとがふち)です。八王子峠に向かう途中に出会いました。このあたりは長良川の源流と言われる粥川谷と言われる渓谷になっています。水は銘水100選にもなっているそうです。