彦根城に行ってきました。自動車は堀の中まで入っていくことができました。ただし駐車場は限られていて、私が入れたのはギリギリぐらいでした。料金は400円とお高いようです。
石垣を上る途中に天秤櫓(てんびんやぐら)があります。天秤のように左右対称になっています。
この日は天秤櫓の中を公開していました。床は当然板張りです。
天守閣はこぶりでしょうか。しかし現存する天守閣として国宝に指定されています。
柱や梁はよく見ると手斧(ちょうな)で削って仕上げていることが分かります。見た目も柔らかですが、手触りが気持ちよいです。
梁は見所の一つではないでしょうか。よくここまで曲がったものをうまく組み合わせたなと感動です。他の人も珍しいと思ったのか写真に収めている姿が目立ちました。
彦根藩主・井伊直弼です。日米修好通商条約を断行して調印した方です。桜田門外の変で暗殺されましたのは残念なところです。
天守閣の最上階は展望台。ここに余計な展示物はありません。しかし全部の窓がアクリルパネルでしょうか、ふさがれていてしかも汚れがついたままでしたので、景色はあまり楽しめませんでした。
階段が急で、上り下りの客が一緒でしたので、少し苦労しました。
追伸(苦言)
苦言ですが彦根城の運営に腑に落ちない点がいくつかありました。
①駐車場代が400円と高すぎる気がしました。駐車場の需要が多いのは分かりますが、駐車場にその対価があるとは思えません。
②天守閣の階段が急なため、靴をポリ袋に入れて運ばせるやり方は危険だと感じました。とくに高齢者にとっては、荷物を多くすることや片手の自由を奪うことは問題ではないでしょうか。出入り口が同じ場所なので、そもそもこのやり方にあまり合理性がないと思われます。
③天守閣の最上階の窓は一部だけでも開放すべきでしょう。パネルで埋めるならもう少し綺麗に磨いておくなどのメンテナンスは必要ではないでしょうか。
入場料600円は他地域の国宝・天守閣のそれと比べても高いですので、納得のいく運営をしていただくことが大事ではないでしょうか。以上苦言でした。